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空気が乾燥する季節になると手荒れがひどくなる人が増えます。
洗い物や水仕事で季節に関係なく手荒れに悩まされるという人いると思います。

手の乾燥がひどくなるとひびわれやあかぎれになってパックリ割れて痛みを伴います。

普段洗い物や水仕事をする主婦の方に手荒れの原因と自宅でできる対策についてまとめました。

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洗い物による手荒れの原因は?

秋から冬にかけて、台所の水仕事や洗い物すると手が荒れる人がいます。
この手荒れの症状は俗にいう主婦湿疹というものです。


乾燥して皮がむけたり、ひどくなるとあかぎれでひびができてパックリと割れたり、湿疹や痒みを伴うこともしばしばです。

初めは利き手の特によく使う親指や人差し指から手荒れが始まり、やがて手のひらに広がります。


水仕事など洗い物をして手が荒れる原因は


水や洗剤によって手の皮脂が奪われるのためです。


皮脂には肌保護するバリアの役割があります。

食器洗い洗剤を使うと食器の汚れと一緒に皮脂も洗い流してしまうため、皮脂が奪われて皮膚表面を守っていた皮脂膜が奪われます。

うるおいを失った皮膚は表面が乾いてカサカサになります。


その状態が続くとやがて皮膚が硬くなり、ひびわれ、あかぎれを起こします。

手荒れの原因は皮脂が奪われて手の皮膚の乾燥が進んだことによるものです。
皮脂を奪って乾燥をまねく原因は水仕事以外にもあります。


お札や本など紙を扱う仕事をしている
美容師など特殊な薬を多く使う仕事をしている
衣類を扱う仕事をしている
使っている洗剤やシャンプー、石鹸などが肌に合わない



本来、皮膚の表面は皮脂膜で守られています。

乾燥した肌は皮脂膜がなくなりバリア機能が低下しているため、この状態で洗剤を使ったり、皮脂がさらに奪われると異物が皮膚の内側に侵入して湿疹などの症状があらわれます。

冬は乾燥するため、手荒れが起こりやすくなります。


アトピー体質の人は元々皮脂の分泌量が少なくいため皮膚のバリア機能が弱く、湿疹などの症状が出やすくなります。

手荒れはほっておいても自然治癒しません。むしろ症状を何度も繰り返して悪化します。


手荒れの対策

手荒れを防ぐために一番気をつけたいのは乾燥です。

水仕事をする時に直接水に触れると洗剤と一緒に皮脂を洗い流すためよけい乾燥がひどくなります。
お湯を使えば乾燥はさらに進みます。


その手の乾燥の対策としては

ゴム手袋をする

ゴムが合わない場合は綿手袋をして、その上からゴム手袋をするなど工夫してください。

手洗いやお風呂の後に必ず保湿クリーム、保湿剤などをつけて乾燥を防ぐ

ひびわれやあかぎれになっている場合は保湿剤だけでなくステロイド軟膏も併用するといいでしょう。

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寝る前に保湿剤、保湿クリーム、薬などをつけて、綿手袋をする

手袋をする理由は寝ている間に湿疹の箇所をかきむしって患部を傷つけないため。
それから手袋をすると保湿クリームや保湿剤の効果がアップするためです。

洗剤やシャンプー、ハンドソープを変える

洗剤の主成分は界面活性剤です。
汚れと一緒に皮脂を奪います。

濃度が低いものに変えることで手荒れが治った人もいます。

寒い日、乾燥する日は手袋をする

冬は乾燥するため症状が悪化しやすくなります。

しっかり睡眠をとる

皮膚の乾燥は免疫力の低下も関係しています。睡眠不足は免疫力の低下を招きます。



手荒れは完治するのに早くても半年はかかります。
早く治そうと焦ってストレスを溜めないようにすることも大切です。


水仕事に効くハンドクリームは?

手荒れ・水仕事に効果がある成分はそれぞれ特徴があります。

尿素、ヘパリン

保湿効果に優れます

ワセリン

刺激物が入っていないため、ハンドクリームを使うとしみる場合でも安心して使えます

ステロイド

痒みを抑えます。

乾燥だけでなく、ブツブツや痒みを伴う場合は保湿剤をつけた後に炎症がある部分だけステロイドを朝・入浴後に使います。
ステロイドは副作用の話も耳にしますが、用量・用法を守れば安全に使える薬です。



主婦湿疹の方にも使える低刺激性の手荒れ対策に効果があるハンドクリームは以下のようなものがあります。


■ ワムナールEXクリーム/ゼリア新薬工業

抗炎症成分、保湿成分が配合された無香料、無着色の医薬クリームです。
尿素20%、ビタミンE配合。


■ ロコベースリペアクリーム/第一三共ヘルスケア

三つの肌脂質成分にナノ粒子化オイル成分を配合したしっとりハードタイプの保湿クリームです。
水に強く皮膚をしっかり覆うためうるおいを長時間保ちます。


■ メディクイック/メンソレータム

患部のつらい炎症や赤み、我慢できない痒みを抑え、殺菌しながら肌を修復します。


■ シアハンドクリーム/ロクシタン

傷口にしみない低刺激性のハンドクリームです。


■ アベンヌ ハンドクリーム/アベンヌ

肌のバリア機能やうるおいをととのえるのに効果があります。
アベンヌ温泉水、ミツロウ、ミネラルオイル配合。


■ 白色ワセリン/健栄製薬

手足のひびやあかぎれ、水仕事前の皮膚の保護、皮膚の荒れに。
刺激物が入っていないので、傷口がしみる時でも安心して使えます。


まとめ

手荒れの原因は乾燥によるバリア機能の低下です。

水仕事や紙、布に触れる機会が多い人は手の皮脂を奪われやすく、より乾燥しやすくなります。


手荒れは放置しても自然治癒するは少なく、むしろ悪化します。
水を使わずに生活するのは、いくら何でも不可能です・・・


手洗いや入浴、水仕事の後はこまめに保湿クリームなどで保湿して、夜は必ず綿手袋を着用して手の皮膚を乾燥させないようにすることが大切です。

乾燥以外にブツブツや痒み、赤みを伴う場合は、その部分だけ市販のステロイド剤を使うといいでしょう。
治りにくい場合は皮膚科を受診してください。

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