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牛乳を飲むとなぜかその後腹痛が襲ってきて、下痢になってしまうという経験はありませんか?
それが原因で牛乳を嫌いになってしまう人も少なくないと思います。

子どもの頃は学校の給食などに出されていたところが多いので、ほぼ毎日飲んでいたと思いますが、大人になってから牛乳が飲めなくなった人も実は結構いるんです。

今回はそんな牛乳で下痢になってしまう原因とその対策方法を詳しくまとめてみました。

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牛乳で下痢になる原因は

子どもの頃は牛乳で下痢をしたことがなかったのに、大人になってから牛乳を飲むと下痢になる。
という人はたくさんいます。

その原因は一体何なのでしょうか?

大きく分けると2つの原因が挙げられているのですが、


一つ目原因は・・・

体質や生活習慣

これは喉が乾いた時に一気飲みをする人などが当てはまると思います。


いきなり冷たい飲み物を体内に入れてしまうと牛乳に含まれている脂肪やタンパク質を胃がうまく分解できないのです。

その結果、うまく分解されていないことが原因となり下痢に繋がります。


また日本人の体質は欧米の人に比べて乳糖不耐症という体質の人が多いことから、牛乳に含まれている乳糖をうまく分解できずに下痢になってしまうのです。


二つ目の原因は・・・

乳糖を消化するためのラクターゼ(乳糖分解酵素)というものが年齢とともに減少する傾向にあるから


大人になってから牛乳を飲んだあとに下痢になる人が当てはまるのですが、子どもの頃は親がカルシウムの含まれたものを食べさせてくれたり、必要な栄養をたくさんとっていたと思います。


しかし大人になるにつれて、自分の食の好みが出てきたり、好きな飲み物ばかりを飲んでいるとラクターゼが徐々に作られなくなり、その結果下痢に繋がります。

特に女性よりも男性のほうが胃腸が弱いと言われています。


牛乳で下痢にならない対策は?

牛乳を飲んだ後でも下痢をせずに済む対策がいくつかありますので、順番にご紹介していきます。

ゆっくり飲む

一気飲みをする習慣がある人は少しづつゆっくり飲む癖を付けていきましょう。
一気飲みをしてしまうと脂肪やタンパク質がうまく胃で分解することができません。

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胃に負担をかけないためにも、スピードを落としてみることをオススメします。


ホットミルクにして飲む

冷たい飲み物を一気飲みする人はいても暖かい飲み物を一気飲みする人はあまりいませんよね。
あつあつのホットミルクを作って、ゆっくり飲むようにしてみてはいかがでしょうか。

ホットミルクには消化機能の促進も期待されていますし、就寝前などに飲むと精神も落ち着き、深い眠りに付くことができるそうです。

一石二鳥の方法なのでホットミルクはオススメですよ!


乳糖が含まれていない牛乳を飲む

乳糖は消化しなければいけないものなので、元々乳糖が含まれていない牛乳を選べば、消化のことを気にせずに飲むことができます。
スーパーなどでも乳糖が含まれていない牛乳は販売されていますので、手軽に手に入れることができますよ。


これらの対策を知っているだけで下痢になることを防げますので、試してみてはいかがでしょうか?


なぜ大人は飲めない人が多いのか?

子どもの頃は牛乳を飲めていたけれど、大人になってから何故か牛乳が飲めなくなってしまったと言う人は多くいます。


その原因として考えられるものは

乳糖不耐性

と言うものです。


これは牛乳に含まれている乳糖を摂取することによって、下痢や嘔吐などの症状が出るというもので、先天性の人もいれば、後天性の人も中にはいます。

通常乳糖は胃では吸収することができないため、小腸へと移ります。

そして小腸で分解されて体のエネルギー源となるのですが、乳糖不耐性の場合は小腸ではなく大腸へ移動します。

大腸ではうまく分解することができず、浸透圧作用を高めてしまうため、下痢や嘔吐へと繋がります。


また大腸にはさまざまな種類の菌が存在しているので、乳糖がどんどん発酵されてしまい、下痢に繋がります。

乳糖不耐性には度合いがあり個人差があります。

牛乳が飲めない人は、病院で乳糖不耐性の度合いを調べてもらうこともできるので、気になった方は受診することをオススメします。


まとめ

牛乳は大人になると飲まない!
という選択肢を選ぶこともできますが

料理に含まれていたり
健康に良かったり
カルシウムがたくさん含まれていたり

と摂取したいと思う人は多いと思いますが、牛乳を飲むことで下痢に繋がる人も実はたくさんいます。


牛乳を飲むと下痢になってしまう方は原因をきちんと突き止めれば、飲めるようになるかもしれません。

またこれらの対策を試してなかなか下痢が治らない場合には一度病院を受診することも一つの手ですね。

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