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にんにく料理は美味しいですし、お酒にも合うメニューが多いことから大人の人を中心に人気がありますよね。
しかし気になるのは・・・やっぱり臭いですよね。

食べすぎてしまうと翌日までにんにくの臭いが取れずに会社やデートなどに支障をきたすこともよく聞く話です。
中には食べたいけれど、翌日のことを考えて控える人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はにんにくの臭いについて詳しくまとめてみました。
翌日までに臭いを消す方法もお伝えしますので、参考にしてみてください。

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にんにくの臭いの原因はなに?

にんにくの臭いはとても独特でキツイ臭いがします。

その正体は『アリシン』と言う化合物によるものです。


ただスーパーなどに売られているにんにくからは、あの独特なキツイ臭いはしませんよね。

それはなぜかと言うと、にんにく自体にはアリシンは配合されていないからなんです。


もともとにんにくに含まれている物質は『アイリン』と『アリナーゼ』というもので、これらも無臭であることが分かっています。

ではなぜ臭いが出るのかというとにんくにくを

刻んだり
切ったり
噛んだりしたり

するとにんにくは傷つきますよね。

そうすることによって、アリナーゼとアイリンの物質同士が初めて接触することになります。


接触をすると

アイリン ⇒ アリシン

へと変化し、臭いを発します。


そして、そのアリシンを食べると身体の中でアリシンが『アリルメチルサルファイ
ド』
というものに変わります。

アリルメチルサルファイドは通称AMSと呼ばれていますが、このAMSが口臭の原因になっています!


AMSは食べた直後にはあまり臭いを放つことはありませんが、時間が経つにつれて体内で成分をたくさん作り出します。

そのため、にんにくを食べると次の日も口臭がキツくなってしまうことがあります。

にんにくを食べて臭いが消えるまでの時間は?

にんにくを食べて口臭が消えるまでの時間は約3時間と言われています。

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しかし翌日まで臭いが消えない人が多いですよね。


それはAMSが放つ臭いは口臭だけではないからです。


AMSの成分は血液を通して全身を巡ります。
そのため毛穴などからも臭いが排出されており、翌日に臭いが残ってしまうのは

口臭ではなく体臭

であることがほとんどです。

そのためなかなかにんにくの臭いが消えないと感じます。


ちなみににんにくの臭いが

体内に残るのは約16時間
完全に消えるまでには約48時間

もかかってしまいます。


もちろん食べた量や個人の代謝などによって異なってきますが、一般的にはこのくらいの時間が必要という訳ですね。

翌日までに臭いを消すためにしておいた方が良いこと

にんにくの臭いは嫌でも、やはり美味しいので食べたくなる人が多いと思います。
そんな人の為に翌日まで臭いを持ち越さないようにする方法があるのでお伝えします!

今後お伝えする方法を意識して取り入れてみてください。

牛乳

牛乳にはタンパク質が含まれています。
タンパク質はにんにくの臭いの元となるアリシンを包み込むように結びつく性質があるので、アリシンがAMSに化学変化することを止めてくれる役割があるのです。

にんにくを食べる前に牛乳を飲んでおくとより効果が期待できるので試してみて下さい。

チーズ

チーズにも牛乳と同様にタンパク質が含まれていますので、アリシンと結びつき、臭いを消してくれる効果が期待できます。
にんにくを食べる際にはチーズも一緒に用意しておきましょう。

ごま油

ごま油には通常のうがいだけでは取ることのできない汚れも取ることのできる効果があります。
少し抵抗があるかもしれませんが、ごま油で口をゆすいでみて下さい。

数回口をゆすぐとだんだんごま油がサラサラになってきますので、サラサラになったら汚れを落とせたサインです。

まとめ

にんにくは口臭が気になる食べ物なので、避ける人も多いですが、基本的には疲労回復などの効果がある健康に良い食品です。

決して食べるのを避けるような食べ物ではありませんので、にんにくの臭いを消す方法を実践しながら摂るようにしましょう。

ここではご紹介しきれないほど、まだまだたくさんの臭いを消す方法もあるので、自分に合ったやり方で上手く実践していけると良いですね。

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