あなたは1日にどれくらい塩分を摂取していますか?
塩分は身体に良いものでもありますが、取りすぎると血圧が高くなり、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こしてしまったりとあまりよくありません。
1日の塩分摂取量の目安はどれくらいがベストなのか知らない人も多いと思います。
今回は塩分摂取量の目安を計算できる計算式などを紹介します。
健康の為にも是非参考にしてみてください。
塩分摂取量の計算式とは?
塩分摂取量を知りたくても、ほとんどの表記には塩分という文字がありません。
その代わりに
塩分 ⇒ ナトリウム(Na)
と記載されています。
ちなみに元素記号で
ナトリウムはNa
塩分はNaCl
とあらわします。
ということは塩素にナトリウムが含まれているということ。
そのためナトリウムだけの量から塩分量を計算することができます。
簡単に言うと
ナトリウム1gが塩分の2.54gに相当する
ことを覚えておきましょう。
塩分摂取量の1日の目安の計算式は
ナトリウム(mg) × 2.54 ÷ 1000 = 塩分摂取量の目安
となります。
手元に計算機が無いと間違えそうな計算式ではありますが、自宅ではこのようにして塩分摂取量を出しましょう。
塩分摂取量の1日の目安は?
塩分摂取量を気にしていない人も多いかと思いますが、塩分摂取量の目安というものが決められています。
これくらいの量であれば健康にも問題なく食べられる範囲なので参考にしてみてください。
男性 8g
女性 7g
このように男女では差があるようです。
普段の食生活の中で塩分を摂取する機会は思っている以上にたくさんあります。
料理を塩分少なめにしていても調味料である醤油や味噌などにも塩分が含まれているため、摂取量も簡単に目安に到達しやすいです。
過剰摂取にならないためにも調味料などにもこだわって作るようにすると減塩することができます。
また上記の目安は健康な人の場合であり
高血圧の人の1日の目安は最高でも6g
肝臓などに疾患がある人は3g〜6g
透析患者は6g
とさらに少なく設定されているようですね。
この目安以上に塩分を毎日摂取してしまうと病気が悪化してしまう恐れもあるので覚えておくと良いですね。
塩分を摂りすぎると?
塩分を摂りすぎると具体的にはどのようになってしまうのでしょうか。
順番に見ていきましょう。
喉が渇く
初期段階として、まず喉の渇きが気になります。
塩分を過剰摂取することによって、身体の中で塩分濃度を薄めるために水分を取り込もうとします。
水分は喉から摂取するものなので、喉がいつもより多い頻度で渇いてくるのです。
むくみ
塩分を摂取しすぎると身体がむくんできたなと感じるようにもなります。
体内では塩分濃度を薄めるために水分を必要とします。
そして水分を多く取り入れて、溜め込むということが行われるので、いつもより多く水分を含んだ体内では水分が多すぎて細胞から溢れてしまうことがあります。
これがむくみの原因となります。
この2つがまず身体に起こる症状になります。
この時点で塩分を過剰摂取してしまっていることに気付くことができれば、減塩をしていき、元通りにできますが、それでも過剰摂取を続けていくと将来的に何かしらの病気のリスクを伴う場合があります。
まとめ
塩分は普段食べるものや飲み物のほとんどに含まれています。
そのため、自分でどの程度摂取してしまっているのかを一度理解して、1日の塩分摂取量を守れるように食生活を変えていきましょう。
将来大きな病気になってしまわないためにも予防が大切になってきます。
この機会に是非食生活を見直してみてはいかがでしょうか。