温泉旅行に出掛けると、ほとんどの旅館には浴衣が置いてありますよね。
寝間着を持って行かなくて済むので、荷物も少し減らせますし、とても助かるものの一つですが、温泉旅館の着方はご存知ですか?
なんとなくで着ている方も多いと思うので気になる人もいるかと思います。
そこで今回は温泉旅館の浴衣の着方と簡単な帯の結び方を男女別にご紹介していきます。
是非参考にしてみて下さい。
温泉旅館の浴衣でマナーは?
温泉旅館の浴衣でマナーなんてあるの!?
とびっくりした人もいるかと思いますが、マナーがある旅館とそうでない旅館に分かれるので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
浴衣は着物と違って着やすいため、リラックスできることから、旅館に滞在している間はずっと浴衣を来ている人も少なくありませんよね。
しかし旅館によっては
客室以外の共有スペース
廊下
などを浴衣で歩くのは、あまり良くないと言われているところもあるようです。
客室から出る際には備え付けられているはんてんを上から羽織って行くなどして、身なりに気を配るのがマナーだと言われています。
浴衣の着方と帯の結び方〜女性編〜
いざ温泉旅館に行った時のために着方と帯の結び方を覚えておきましょう。
まず女性の浴衣の着方と帯の結び方をご紹介します。
1. 旅館に置いてある浴衣はサイズがフリーサイズか、M、Lサイズで置かれていることが多いため、まずは浴衣を羽織りサイズを確認しましょう。
2. サイズが合わなければ交換してもらえます。両手で浴衣を広げ、右身ごろから体に当て、次に左身を上に被せるように当てます。この時腰のところで端折りにしてから左身ごろを合わせ、そのまま指で上から端折りにします。
3. しわになってしまった場合は、この時点で直しておくと仕上がりが綺麗になるので、しわを綺麗に整えます。また、裾がきちんとまっすぐになるように調整することも忘れないようにしましょう。
4. 帯を巻く際にズレてしまう不安があれば、仮の細いひもを使い固定しておくと安定します。
5. 先程端折った部分の上に帯を当てて、端折った部分ごとに帯を閉めていくようにします。
6. 身体に帯を一周させて帯を結んで完成です。
旅館などに置かれている浴衣の帯は特に結び方に決まりがありません。
蝶々結びで結ぶ人が多い
かと思います。
そして最後にもう一度シワを綺麗に整えておくと良いでしょう。
浴衣の着方と帯の結び方〜男性編〜
次に男性の浴衣の着方と帯の結び方をご紹介します。
いざと言う時のために覚えておきましょう!
1. 帯の端を30cm程度取ります。そしてそれを縦半分に折りましょう。
2. 先程おった側の帯は手で持ちながら、もう一方を2、3回キツめに巻いていきます。
3. 巻いた方を上にして、20cm程度取ります。余った帯の部分は折り返しましょう。
4. 帯の細い方折り返した後に、先程上に引き出した部分を上から被せるようにして垂らします。
5. 垂らしたら細い方を下から通します。この時斜め上に出るように通していき、結び目ができたら時計回りに回して、帯を後ろに持っていきます。
帯をくるっと回すので、浴衣が乱れることがあります。
そのため、完成したら一度浴衣のシワや乱れを整えて下さい。
結ぶ際に浴衣が乱れて、裾がスカートのようになってしまうことがあるので、一つ一つの工程を丁寧にしていくことがポイントとなります。
まとめ
温泉旅行と言えば浴衣!
という人が多いと思いますが、基本的な浴衣の着方と帯の結び方はマスターしておきたいものですね。
また旅館によってはマナーがある所もありますので、マナーやルールを守りながら楽しい旅行にしましょう。