胃腸炎や下痢になってしまうとお腹がすぐ痛くなって辛いですよね。
そんな時になるべく胃に負担をかけないように消化の良い食べ物を食べることで、痛みが軽減したり早く良くなることがあります。
今回は胃腸炎や下痢の辛い症状が出た時に体にやさしいな消化の良い食べ物をご紹介します。
Contents
消化に良い食べ物の条件
消化の良い食べ物とは簡単にいうと
胃に負担がかからない食べ物
のことを言います。
胃に負担がかからなければ、食べ物を消化する時間も早いため、体の回復も早くよくなると言われています。
消化の良い食べ物の条件は大きくわけて3つあります。
温かい食べ物
胃腸炎や下痢の時は胃が弱まっている状態です。
そんな時に
冷たいもの
熱すぎるもの
を食べてしまうと胃がびっくりしてしまい、症状が悪化してしまう恐れがあります。
丁度良い温かさの食べ物を摂ることによって、胃に負担もかけず、体温も上げてくれるので、より早い回復に繋がるのだと言われています。
また辛いものは体温が上がるかもしれませんが、刺激が強いため避けた方が良いでしょう。
同様に油っこいものや食物繊維なども胃に負担がかかってしまう食材のためNGです。
柔らかいもの
固い食べ物を食べてしまうと消化するのに時間がかかってしまうため、結果的には胃に負担がかかります。
そのため
柔らかく調理したもの
を食べるようにしてください。
普段はそのまま食べることの多い野菜なども火を通して柔らかくしてから食べるようにしたり、麺類やご飯などもいつもより柔らかくしてから食べるようにすると胃に負担をかける時間が短くて済むのでおすすめです。
少量ずつ食べられるもの
胃腸炎や下痢の時は一度にたくさん食べてしまうことでも胃に負担がかかります。
そのため
1日に5〜6回程度に分けて少量ずつ食べられるもの
が良いと言われています。
体調が悪い時は食欲もあまり沸かないと思いますので、栄養のあるものを小分けにすることによって、栄養をしっかり摂りながら胃への負担を軽減させていくことが大切です。
このように、これらの条件が全て揃った食べ物を食べることで、消化が良くなり胃に負担がかかりにくくなります。
参考にしてみてください。
消化の良い食べ物〜料理〜
消化の良い食べ物を作る場合にオススメなのは
クタクタに煮たうどん
お蕎麦
などが食べやすくて消化に良いです。
またお粥も少量ずつ食べられますし、胃への負担も少ないです。
そして
白食パン
トースト
なども良いと言われていて、どれも炭水化物なのでエネルギーにすぐ変えてくれるものなので、体力回復も早くなります。
消化の良い食べ物〜食材〜
お粥やうどんを食べる際に炭水化物以外にも栄養を摂りたいと思う方には
大根
キャベツ
ほうれん草
かぼちゃ
じゃがいも
里芋
などの食材がオススメです。
栄養も豊富にある食材ですし、柔らかく煮て、お粥やうどんと一緒に食べることで、栄養をたくさん摂ることができますよね。
野菜は栄養たっぷりなので、どの食材でも良いと思われがちなのですが
トウモロコシ
ごぼう
などの歯ごたえの固いものは下痢を悪化させてしまう可能もあることから体調が悪い時には避けるようにしましょう。
消化の良い飲み物
飲み物にも消化の良い悪いがあります。
胃腸炎や下痢で悩まされている時には食べ物だけではなく、飲み物も考えるようにしましょう。
■ リンゴジュース
リンゴジュースには消化酵素の補助的な働きをしてくれるものが含まれているため、胃に優しい飲み物です。
しかしリンゴジュースは市販のものは製造の過程で栄養素や酵素などが減っている可能性が高いため、ちょっと面倒臭いですが、ミキサーなどで手作りするのが一番です。
■ 白湯
白湯は産まれたばかりの赤ちゃんでも飲むことができるほど、身体にも良い飲み物なんです。
浄水器に通した水を沸騰させて、さらに弱火で15分ほど温めます。
そして人肌くらいにまで冷ましたものを飲むようにすると身体も温まりますし、デトックス効果もあることが分かっているので一石二鳥ですね。
■ 黒酢
黒酢にはクエン酸が含まれているので消化を助けてくれる働きがあります。
胃腸炎や下痢の時に限らず、美容や健康にも良いと話題になっている飲み物でもあるので普段から飲み続けている人は増えてきたようです。
まとめ
胃腸炎や下痢になってしまうととても辛いですが、少しでも消化の良い食べ物や飲み物を摂って、胃への負担を減らし早めに治すようにしましょう。
消化の良いものを頭に入れて置くといざと言う時にサッと用意できるので、覚えておくようにしましょう。