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食べても太らない、太りたくても太れない。
食べても太らない人とそうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?

良く言うのは胃下垂の人は食べても太らないということですね。

ところが調べていくと胃下垂ではなく他にも理由があるようです。

では食べても太らない人にはどんな特徴があるのでしょうか?
調べてみました。

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食べても太らない人の体質の特徴と原因とは?

人よりたくさん食べるのになぜか太らない人がいます。
本当にうらやましいですよね。

しかもそういう人に限って痩せてるという・・・。


そういった食べても太らない人たちの体質の特徴はいくつかあります。

食べても血糖値が上がらない

食べ物が体の中に入ると小腸からGLP-1という消化管ホルモンが分泌されます。
このホルモンが血液中にのってすい臓に辿り着くとインスリンが分泌されて、血糖値が下がります。

食べても血糖値が上がらない人はインスリンの分泌が過剰なことが原因で、食べ物が体内に吸収されないため食べても太りません。


消化管の弁が緩んでいる人

消化管の弁は食べ物が逆流するのを防ぐためにあります。

胃は1分間に3回ほど規則正しく収縮運動をします。
食べ物が入るとこの収縮運動が活発になります。

胃が収縮運動を行うことで食べたものを吸収しやすい状態にします。


その後食べ物は十二指腸に送られると消化酵素によってアミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸に分解され、体内に吸収されます。


消化管の弁が緩んでいると食べ物が早く移動します。

消化が不十分なまま小腸に送られた食べ物は分解が不十分なため、体内にうまく吸収されないまま排泄されます。


食事付を取っても栄養素を吸収しないまま排泄されてしまうということですね。


腸内の善玉菌がふつうより多い人

たくさん食べても太らない人の腸内細菌を調べたら、腸内の善玉菌がふつうの人より2~4倍もあったというデータがあります。


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褐色脂肪細胞のはたらきが活発な人

褐色脂肪細胞は肥満を防ぐ細胞です。

脂肪を燃焼して体温を調節するはたらきがあります。


褐色脂肪細胞のはたらきが活発な人は食べた栄養を分解して体温に変えるため太りにくくなります。


胃下垂は本当に食べても太らない?

内臓は体内でヒモのようなもので吊り下げられています。


胃下垂の人というのは・・・

胃の上部はふつうの人と同じ位置ですが、ふつうみぞおちにあるはずの胃の下部が骨盤上部まで下がっています。

胃が下部にあることで食べた物がすぐに栄養として吸収されずに、胃でとどまってしまいます。
そして栄養がしっかりと吸収される前に排泄されていくという状態です。


簡単にいうと


スムーズに栄養を吸収できていないために結果的に痩せている


という状態が胃下垂の正体のようです。
大食いタレントなどがまさにこの例ですね。


ただ栄養をうまく吸収できていなくても太らないならいいじゃん!

という人もいるかもしれませんが、胃下垂には


お腹の不快感
お腹の張り
胃もたれ
食欲不振
倦怠感
など



このようなデメリットもありますので、一概にいいというわけではありません。

もしかしたらテレビに出ている大食いタレントも普段は胃下垂のこういった症状に苦しんでいるかもしれませんよ。


胃下垂になりやすい人の特徴は次の通りです。


筋肉や脂肪が少ない
やせ型で長身
腹筋が弱い



筋肉や脂肪が少ないと胃を支えるための筋肉も足りません。
そのため胃の位置を保定することができずに垂れ下がり、胃下垂になります。


まとめ

食べても太らない人の特徴は


血糖値が上がりにくい
腸内の善玉菌がふつうの人よりずっと多い
基礎代謝が高い
褐色脂肪細胞のはたらきが活発

など


などが原因であると考えられます。


体質もかなり関係しているため、難しいところもありますが、食べても太らない体に近づけることはできると思います。

健康的に食べても太らない体質を目指していきたいですね。

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