毎年冬に流行するインフルエンザですが、発熱や頭痛、だるさといった辛い症状が続きます。
予防をするためにもインフルエンザが移りやすい期間はだいたい、いつからいつまでなのかを知っておきましょう。
またインフルエンザのうつる期間とかかってしまった時に気になる潜伏期間も合わせて調査しました。
今年の冬もインフルエンザの流行に乗らないためにも是非参考にしてみて下さい。
インフルエンザはどうやって移る?
インフルエンザは
飛沫感染
接触感染
と呼ばれる2種類の方法で移ると言われています。
飛沫感染とは・・・
インフルエンザの人がインフルエンザの症状の一つでもある咳をすることによって、飛沫に含まれるウイルスを空気中に飛ばします。
それを周りにいる人が口や鼻から吸い込んでしまうことによって、インフルエンザのウイルスが吸い込んだ人の体内に侵入し、うつります。
接触感染とは・・・
インフルエンザの人が咳をする際に手で口を隠して咳をし、その手で触った部分にほかの人が触れ、その手で口元や鼻を触ることによって粘膜を通じてウイルスが体内に侵入することを言います。
咳だけでなく、鼻水なども移る可能性が十分にあります。
飛沫感染を予防するにはマスクを着用し、何かを口にする際には手洗いうがいなどをしっかりと行うことです。
接触感染を予防するには色んな人が触るところを触る前に除菌ティッシュなどで拭いてから触るようにするとうつる確率が低くなります。
インフルエンザが移る期間はいつからいつまで?
インフルエンザは鼻や口から感染し、体内にインフルエンザウイルスが侵入してくることで発症します。
体内に入り込んだウイルスはその後、喉や気管支、そして肺で爆発的に増殖して、インフルエンザになります。
そのスピードは
感染してから1日程度
と、とても早いのが特徴です。
遅くても
2日〜5日までの間
には発病してしまいます。
移る期間は5日間程度と、とても早いのですが、最初の症状は鼻水や喉の痛みから始まることが多いので、風邪の初期症状だと勘違いしやすいため、この段階で病院を受診する人は少ないです。
ここで放置してしまうと高熱に加え頭痛や関節痛が出始めるのでインフルエンザを疑い病院を受診するというケースが多いですね。
冬は他の感染症も流行しているため、少しでも身体がいつもよりつらいと感じたら、早めに病院へ行くことをオススメします。
インフルエンザは潜伏期間中でも移る?
インフルエンザは症状が出ていない
潜伏期間中でも他の人に移ってしまいます。
そのため自分がインフルエンザだと気付かずに移してしまうので、防ぎようがないところもインフルエンザの怖いところです。
潜伏期間はどの型でも
だいたい1〜2日
だと言われていて、他の感染症よりも期間は短いのですが
強い感染力と短い潜伏期間が重なるため
毎年流行になる病気として挙げられています。
潜伏期間中は症状が全くといっていいほど出ないにも関わらず、移してしまう可能性が高いので、家族の誰かがインフルエンザだと分かれば自分もインフルエンザになってしまっている確率の方が高いです。
なぜ潜伏期間中にもインフルエンザは移ってしまうのかというとウイルスの増殖するスピードがとても速いからなんです。
1つのウイルスが体内に侵入しただけでも
24時間後には100万個にまで増殖されてしまいます。
このようなスピードでウイルスは体内に留まるため、他の人に移りやすい病気と言われているのです。
自分に自覚がなくてもインフルエンザになっている可能性は十分にあるということで、症状がなくても人混みに行く際には必ずマスクを着用し、手洗いうがいをきちんとすることが何より大切なことなのです。
まとめ
インフルエンザは毎年必ず流行します。
学校や保育園など多くの人が集まる場所で生活している人にとっては、毎年いつインフルエンザに感染するのかヒヤヒヤしてしまいますよね。
食事の前には手洗いうがいをし、マスクを着用して出かけるなど、日頃から対策をとっておくと感染しにくくなるので、しっかり予防しておきましょう。
また外に出ている間は手を口元や鼻に持っていかないことも大切になります。
感染についての正しい知識を身につけて、感染予防に役立てましょう。