777_1

夏は暑い日が続くため、クーラーが必需品になってきますよね。
涼しくて快適に過ごすことができますが、中にはクーラー病で悩む人もたくさんいます。

そこで今回はクーラー病について詳しくお伝えしていきます。
これからの季節のことですし、誰しもクーラー病になる可能性があるのでしっかり対策と症状を確認しておきましょう。

Sponsored Links

クーラー病とは?

夏にクーラーを付ける時期にかかるクーラー病

そもそもクーラー病ってどんなものなのでしょうか?


クーラー病とは


長時間クーラーを付けっぱなしにしている部屋にいたり、クーラーの効いている部屋と暑い場所を何度も行き来することによって起こる病気です。


あまり自覚症状がある人は多くないかもしれません。

このような行動をすることによって自律神経のバランスが崩れ、血液の流れやホルモンバランスに異常が生じてしまいます。


また夏バテが起こる原因もこのクーラー病だと言うことも言われています。

クーラー病はどんな症状がでるの?

クーラー病になると様々な症状が出始めます。
一番多い症状としては

鼻水
喉の痛み


など

風邪と似たような症状が出始めます。

そのため風邪だと勘違いしてしまう人もいるので注意が必要です。


その他のクーラー病の症状はというと

頭痛
生理不順
食欲不振
肩こり
むくみ
腹痛
疲労感
不眠症
吐き気
など

があげられます。


クーラー病の症状は冷え性の症状とよく似ていることが分かります。


クーラー病は放っておくと慢性化してしまい、ひどくなるとクーラーの効いた部屋に入るだけで症状が出るようになってしまいます。


また部屋でクーラーを付けないようにしていても、電車や会社、デパートなどの様々な場面でクーラーが効いていますので、慢性化しないようにしっかりと対策をしておいた方がいいと思います。


ひどくなると吐き気から嘔吐してしまう人も実際にいるので、クーラー病は意外と怖い病気です。

クーラー病の原因は?

クーラー病になる原因としては、体温調節をしてくれる自律神経が関係しています。

その自律神経は気温差が5℃以上ある場所を行ったり来たりしているとだんだん体温調節が効かなくなってきてしまいます。


そもそも自律神経とは

体を活発に動かしている時や緊張している時に活発になる『交感神経』
緊張がほぐれてリラックス状態の時に活発になる『副交感神経』

の2つの神経が合わさってできているものです。


交感神経は体温を下げる神経
副交感神経は体温を上げる神経

Sponsored Links

なので、通常は体温調節が可能なのですが、何度も温度差のある場所を行き来することによって、自律神経が付いていけなくなり、クーラー病の原因となります。

クーラー病は女性の方がなりやすい?

クーラー病は男性よりも女性の方がなりやすいと言われています。

その理由は皮下脂肪にあります。

皮下脂肪は熱を通しにくい性質を持っているため、一度冷やしてしまうと温めるのに時間がかかってしまいます。


一般的に女性の方が男性よりも皮下脂肪が多いと言われていますし、女性の多くが貧血気味だったり、血圧が低かったりしますよね。

これらの原因が女性の方がクーラー病になりやすいと言われている理由です。


さらに男性は女性よりも筋肉の量も多いので、筋肉の収縮が女性よりも活発です。
筋肉が収縮することによって血液の循環がよくなることからも女性の方が気をつけた方が良いと言われています。

クーラー病の対策は?

クーラー病になってしまう前に対策をきちんと行うことで、クーラー病になること
を防ぐことは可能です。
いくつかの対策法があるので順番に紹介していきます。

外との温度差を小さくする

5℃以上の温度差がある場所を行き来することによって、クーラー病を引き起こす可能性があるとお伝えしましたよね。

そのため、部屋の温度と外の温度をなるべく小さくしておくことで、自律神経が乱れるリスクを防ぎます。


もちろん夏は暑いのでクーラーの温度を低く設定してしまいがちですが、24度以下にしてしまうと体への負担が大きくなると言われています。

そのため設定温度は27℃〜29℃の間に設定し、暑ければ扇風機を回すなどして外との温度差を小さくしましょう。

クーラーの風を直接浴びない

クーラーの風は冷たいですよね。
その冷たい風を長い間直接浴び続けていると身体が一気に冷えてしまい、外へ出た時にいきなり急激な温度変化が起こります。

特に首筋を冷やしてしまうと一気に体温が低下するので、直接クーラーの風に当たることは避けましょう。

クーラーの効いた部屋に長時間滞在しない

クーラーの効いた部屋に長時間いることによって、冷えが起こるので自律神経が乱れます。

2時間程度を目安に一度外に出てしばらく過ごすこともクーラー病の対策になります。

規則正しい生活をする

自律神経を乱す原因はクーラーだけではありません。
普段からきちんと3食食べて、早寝早起きをすることで自律神経も整い、クーラー病になるリスクを減らすことができます。

不規則な生活を送っていれば、それだけ自律神経が乱れやすいということになりますので、普段の生活を見直してみましょう。

まとめ

クーラー病は意外と怖い症状がたくさん潜んでいる病気です。
暑いからと言ってクーラーに頼りきりになるのではなく、自然の涼しい風が吹く場所に出掛けたりして、上手く夏を乗り越えていきましょう。

また夜寝る際にクーラーを付けっぱなしにして寝ることもクーラー病になる可能性があるため避けた方が良いでしょう。

規則正しい生活をしながら自律神経を整えていくことも大切ですね。

Sponsored Links