クラゲは水族館でも飼育が難しい生き物といわれています。
家庭で飼育するにはどんな点に注意したらいいのでしょうか?
今回はクラゲを
家庭で飼育するのに注意する点
飼育するのに必要なもの
飼育しやすいクラゲの種類
について調べてみました。
Contents
クラゲの飼育は可能なのか?
クラゲの飼育は難しいといわれてますが、実は飼育環境さえ整えれられれば難しくありません。
しかも今はクラゲ飼育キットがあるので、自分で全部一から揃える必要がありません。
飼育環境が整えば病気も、しずらく世話もあまりかかりません。
ただクラゲは自然界でも長生きする生き物ではありません。
長期飼育はまず不可能なので短期間の観賞用と思っていた方がいいでしょう。
うまく飼育できても、
寿命は長くても半年から一年
が目安です。
クラゲは遊泳能力が低く、体が弱くて傷つきやすくぶつかるとケガして死んでしまいます。
クラゲ飼育専用の水槽を使うのがおすすめです。
クラゲ飼育用の水槽がセットになっているものもあります。
クラゲにはいろいろ種類がありますが、初めての人にも飼育しやすい
ミズクラゲ
アカクラゲ
ブルージェリー
など
が人気です。
また淡水で育てられるマミズクラゲもいます。
ちなみにクラゲは刺されると重篤なケガを引き起こします。
場合によっては死に至ることもあります。
飼育するときには十分に注意しましょう!
また海でクラゲを採集するのは危険なのでやめましょう。
クラゲの価格は?
お店によって価格は若干変わります。
ここでは一匹あたりの価格をご紹介しています。
■ ミズクラゲ
一匹あたり500~1,500円位
■ ブルージェリー
一匹あたり1,900~3,000円位
■ タコクラゲ
一匹あたり2,100円位
クラゲの飼育の必要なものは?
クラゲの飼育に必要なものは次のとおりです。
■ クラゲ飼育専用の水槽
価格は高めですが、完全な円形の水槽はクラゲが壁にぶつかって傷つく心配がありません。
■ 海水のもと
人工海水は種類を選ぶのが難しいので店員さんに相談するといいと思います。
■ 有害金属中和剤
海水のもとに入っているものもあります。
買う時に確認するといいでしょう。
■ カルキ抜き
■ 水槽用クーラー
■ ヒーター
■ 水温計
クラゲは水温・室温の変化に弱い生き物です。
水温を一定に保つようにしてください。
■ 比重計
ホームセンターや百円均一ショップでも売っています。
水質のpHを定期的に測定してください。
■ エアーポンプ スポンジ
エアーポンプの水流にクラゲが巻き込まれないように吸い込み口をスポンジで覆う必要があります。
■ LEDライト
■ スポイト 金属製ではないおたま
クラゲの傘に気泡が入ったとき取り除くのに使います。
■ ブラインシュリンプ ブライトシュリンプエッグ
自然のクラゲはプランクトンを食べて生きています。
ブラインシュリンプの他クラゲ専用のエサも売っています。
ブライトシュリンプエッグは孵化させてから与えてください。
全部揃っているクラゲ飼育用水槽キットや専用飼育セットもあります。
LEDライトや泡が直接クラゲに当たらないように配慮した専用のエアーポンプがついているので、一つ一つ揃える面倒がありません。
価格は4~10万円くらいです。
クラゲは傷つきやすくぶつかるとすぐ死んでしまいます。
水槽のレイアウトは特に考える必要ありません。
クラゲの飼育の注意事項
水温は25度以下に保つ
クラゲは繊細な生き物です。
高温を嫌うので夏場は水温が上がり過ぎないように注意してください。
水温が低かったり、水が汚れているとエサを食べなくなります。
定期的に水替えする
クラゲはきれいな海水を好みます。
水の変化にとても敏感で水質が悪くなると寿命に影響します。
ブライトシュリンプを与えると水質の悪化が早くなるので注意してください。
エサを与えるのは一日一回
食べ残しがないように与えてください。
食べ残したらすぐ取り除いてください。
水が汚れるとクラゲが縮んで溶けて死んでしまいます。
LEDライトをうまく使って光を絶やさないようにする
クラゲは太陽の光を好みます。
光が弱いと元気がなくなり泳がなくなり死んでしまいます。
エアーポンプを強くしない
水槽の中に水流を作ることで、クラゲが水面・壁・底にぶつからないようにします。
強い水流はかえってくらげを傷めます。
水流の強さにも注意してください。
エアレーションが傘にあたらないようにする
エアレーションというブクブクの泡がクラゲの傘に空気が入ってしまったら、すぐにやさしくひっくり返して取り除いてください。
後回しにすると取りにくくなります。
クラゲと他の海水魚を一緒に飼育しない
他の海水魚を入れると食べられてしまいます。
まとめ
クラゲは水族館でも飼育が難しい生き物といわれています。
寿命も短いので長生きしません。
長くても一年です。
クラゲ飼育専用キットやクラゲ飼育セットを使えれば飼育環境が整うので、飼育に手間がかかりません。
たとえ小さくてもクラゲを素手で触るのは危険です。
触らないようにしましょう。