お餅はきちんと保存しておかないとすぐにカビが生えてしまいます。
少しくらいなら大丈夫だと思って1週間ほど放置してしまうだけでもカビが生えてしまうくらいなので、余ったお餅はきちんと保存しておく必要があります。
今回はお餅のカビを防止させる方法を常温・冷凍・冷蔵などに分けて詳しくお伝えしていきます。
Contents
餅にはなぜカビが生えやすい?
お餅がすぐカビが生えてしまう原因は
餅に片栗粉が使われているからなんです。
片栗粉の主成分はデンプンですが、そのデンプンが水を蓄えやすい性質を持っています。
カビは水が含まれているものを好むので、お餅もカビが生えやすいと言えます。
カビが生えやすい条件は
温度や湿度が高くて栄養源がある
換気が悪い場所で酸素があること
これらの条件が揃うと1週間ほどでお餅がダメになってしまうことが多いです。
カビと一括りに言っても様々な種類のカビが存在し、青カビなど色が変色するカビならわかりやすいのですが、白カビはお餅と似たような色をしているので、一見分かりづらいこともあるので、食べる前に注意してチェックしましょう。
カビが生えても実は食べれる?
お餅にカビが生えていてもカビの部分だけ取り除けば食べられる。
という噂もありますが
カビが一見見えない部分にも浸透していることが多いので食べない方がいいです。
またお餅に発生するカビは20種類以上もあると言われています。
中には食べても問題のないカビもあるかも知れませんが
食べると
発がん性の毒を持っているカビ
中毒
感染症
になってしまう恐れのあるカビも発生することがあります。
どのカビが危険かということは素人では判断しづらいためカビが生えてしまったお餅は食べないようにしましょう。
お餅はお正月に食べるものとして知られている縁起物の食べ物なので、捨てるなんてバチが当たる!
と考える人もいるかと思いますが、捨てなくても良いようにきちんと保存しておくことが大切ですね。
餅のカビを防止する保存方法
お餅はきちんとしたやり方で保存をすれば、カビを防止することができます。
お餅のカビを防止する方法はいくつかあり
冷蔵庫
冷凍庫
常温
上記の方法で保存することができます。
常温の所にお餅を置いているとすぐにカビが発生していまいますが、実は常温でも条件を満たせば保存することが可能です。
この3つの保存方法を順番にご説明していきます。
冷蔵庫で保存する方法
お店などで購入した一つずつ包装されているお餅はそのまま冷蔵庫で保存するだけでもカビは発生しにくいです。
しかし包装されていないお餅や家でついたお餅はそのまま冷蔵保存してしまうとカビが発生する可能性がありますので、タッパーなどに入れて保存するか、何個かに分けてサランラップできっちり保存する方法があります。
この時に殺菌作用のある
わさび
からし
など
を一緒に少し入れるだけでもカビが発生する確率が低くなるので試してみて下さい。
このようにきっちり冷蔵保存をしていても、1週間程度で食べ切るようにしましょう。
冷蔵庫に保存した焼いたり煮たりして、熱を加えてから食べるようにしてくださいね。
冷凍庫で保存する方法
お餅は冷凍庫で保存する人が一番多いかと思われます。
冷凍保存だと
約半年から1年位まで
持たせることができるので、たくさんお餅があって食べきれないような場合には冷凍保存をオススメします。
保存方法はとても簡単で
お餅を一つずつラップに包む
↓
ジップロックなどに入れる
↓
そのまま冷凍庫に入れる
これだけです!
ジップロックなどに日付けを書いておくと食べ切る目安にもなるのでオススメです。
冷凍保存だとそのまま料理に使ったり、自然解凍でも美味しく食べることができるので、お餅がたくさんある人は冷凍庫で保存するようにしましょう。
常温で保存する方法
年末年始は冷蔵庫や冷凍庫がパンパンになって、入り切らないという場合も多いですよね。
そんな時には常温保存も可能です。
ただ冷蔵保存や冷凍保存に比べるともちろん賞味期限が短いので
2〜3日位の間
でなるべく早めに食べるようにしてくださいね。
その常温で保存する際には
カイロ
が有効です!
なんでカイロ??
と思ってしまうかもしれませんが
カイロには周りの酸素で反応して熱を発するという仕組みがありますので、酸素を取り除いてカビを発生させにくくします。
お餅に直接カイロが当たるのは良くないので、工夫して同じタッパーなどで保存します。
しかし常温の室内環境を保つことは難しいので、常温保存はあまりオススメできません。
また冷蔵保存でもご紹介したワサビを使う方法も数日なら有効なので試してみて下さい。
まとめ
お餅はカビがすぐに発生しやすいので、保存に気を配らなければいけませんが、きちんとした方法で保存すれば美味しく食べることができます。
一番はやはり冷凍保存することなので、なるべく冷凍保存をするようにしましょう。
冷蔵保存や常温保存は冷凍庫に入り切らなかったときの対処法として覚えておくと便利です。
しっかり保存させて美味しいうちに食べて下さいね。