潮干狩りはお子さん連れの家族でも友達同士でも楽しめます。
ついつい夢中になって貝を取りすぎてしまったという人も多いはず。
そんな潮干狩りですが、取れた貝を自宅に持ち帰ったり、またお土産で頂いたりした場合の砂抜きの方法はご存知ですか?
また一気に食べきれない場合の保存の方法も合わせてお伝えします。
潮干狩りの貝の砂抜きの方法
潮干狩りで取れた貝を持ち帰って、食べた際にジャリっとした感触があることはありませんか?
実はそれはきちんと貝の砂抜きができていない証拠なんです!
そこで今回は潮干狩りの貝を綺麗に砂抜きできる方法をご紹介します。
1. 塩水を作る
砂抜きに使用する塩水は水1000ミリリットルに対して塩を大さじ2杯入れましょう。
これはあさりが元々いた海水と同じ濃度を保つために、このような量にします。
あさりの量によって塩水は多く作ったり少なめに作ったりしますが、濃度を同じにすることを忘れないように気をつけましょう。
2. 流水であさりを洗う
貝と貝が軽く擦り合わさる位がベストですね。
そして水を貯めて洗うのではなく、必ず水を流しながら洗うようにしましょう。
3. 網付きのバットにあさり同士がくっつかないように並べる
4. 塩水をあさりが浸る程度まで入れる
あさりが完全に塩水に埋まってしまうと呼吸ができなくなって死んでしまうので、少し頭を出している程度が目安になります。
5. 一晩寝かせる
あさりが吐いた水で周りが濡れてしまうことを防ぐために、新聞紙などで蓋をします。
暗くした状態でそのまま一晩置いておきます。
6. 仕上げにあさりをもう一度軽く洗う
2と同じように、水を流しながら洗うようにしてくださいね。
このように砂が完全に抜けるまでには少し時間はかかってしまいますが、手順や塩水の濃度をしっかり守れば、綺麗に砂を抜くことができます。
あさりの量が多ければ多いほど、次の日にザルの下に溜まっている砂を見てビックリするかもしれませんね。
是非試してみて下さい。
潮干狩りの貝の保存方法~冷凍庫~
潮干狩りで持ち帰ってきた貝を4日程度で食べきれない場合には冷凍庫で保存しましょう。
冷凍しておくと約半年も持たせることができるので、好きな時に食べることができますよ。
まずは冷凍する前に砂抜きをする。
そして冷蔵用と冷凍用に分けてなるべく早めの新鮮なうちに冷凍することがポイントです。
砂抜きをしたあさりはタッパーなどに入れて、そのまま冷凍庫に入れてください。
食べる際には解凍せずに、沸騰したお湯の中に凍ったあさりをそのまま入れて使いましょう。
こうすることによって、あさりの口が開きやすくなり、美味しく頂くことができます。
冷凍したあさりは組織が壊れた状態になっていますので、生のあさりよりも旨み成分がたくさん出てくると言われています。
お味噌汁などに冷凍したあさりを使えば美味しいダシが取れるのでオススメですよ!
潮干狩りの貝の保存方法~冷蔵庫~
砂抜きをした後のあさりは冷蔵庫であれば4日程度は持ちますので、それまでに食べ切れるようであれば冷蔵保存をしましょう。
保存方法は浅い容器にあさりを並べて、そこに塩水をあさりの頭が出る程度まで入れましょう。
塩水の割合としては100ccに対して3gの割合です。
こちらも先ほどの砂抜き同様に海水と同じ濃度で作ります。
これをラップなどで軽くフタをして冷蔵庫で保存しておくだけです。
ここで注意したいのはピタッとフタをしてしまわないようにすること。
まだこの時点ではあさりは生きていますし、食べる時に死んでしまわないように呼吸ができる状態で保存をします。
ラップは軽くフワッと掛ける程度で大丈夫です。
また保存期間が長引くほど、あさりが死んでしまう確率が高くなっていきます。
もちろん死んでしまったあさりを食べることはできませんので、時々あさりをチェックして、死んでいるものは捨てるようにしましょう。
貝を保存できる期間は?
貝を保存できる期間は
冷蔵保存であれば4日程度
冷凍保存であれば半年
は持たせることができます。
常温であれば数時間で嫌なにおいがしてきます。
1日経過しただけで食べられなくなりますので、常温保存はオススメできません。
さすがに常温で保存する人は少ないとは思いますが・・・。
無駄になってしまわないように4日以内に食べ切れるものは冷蔵庫で保存し、たくさんある場合は冷凍庫に新鮮なうちに保存することが1番良いですね。
潮干狩りは貝を取るのも楽しいですが、帰ってきてからもおいしいあさりを食べられる楽しみが続きますよね。
新鮮な美味しいあさりを食べるためにも保存や砂抜きはきちんと行いましょう。