ドラゴンフルーツって食べたことはありますか?
ドラゴンフルーには食物繊維や美容にいい成分がたっぷりと含まれていて低カロリー。
そして夏バテも防げますという、たいへん優れたフルーツです!
ただ実際にドラゴンフルーツを手に取ると食べ方や切り方など定番フルーツではないだけに困ることもあると思います。
今回はそのドラゴンフルーツの食べ方や切り方をみていきましょう!
ドラゴンフルーツとは?
ドラゴンフルーツの本来の名前はピタヤ
中南米が原産地のサボテン科ヒモサボテン属サンカクサボテンの果実です。
果皮が龍のウロコに似ているところからドラゴンの名が冠されました。
ドラゴンフルーツは品種の名前ではなく、販売用の名称です。
中南米のほか、ベトナム、マレーシア、カンボジア、台湾、中国南部、イスラエルで栽培されています。
日本ではほとんどが沖縄で栽培されています。
樹上で完熟させたものは糖度20度くらいになりますが、日持ちしないため、一般市場にはほとんど出回りません。
また甘味成分のほとんどがブドウ糖のため、リンゴやミカンなど甘味成分に果糖やショ糖が含まれる果物に比べると甘味を薄く感じます。
日本に流通しているもののほとんどが輸入品です。
日持ちさせるため、未熟果で収穫したものが輸出されています。
そのため甘味が薄いと思われるようです。
品種によって多少前後しますが、旬は6~11月です。
病害虫に強く、農薬をほとんど使わなくても栽培できるため、家庭菜園でも人気があります。
夜に大きな花を咲かせるため、「ムーンフラワー」とか「夜の女王」とも呼ばれます。
ドラゴンフルーツの切り方
見た目はごつごつしてますが、外皮は固くありません。
包丁がスッと入ります。
切り方をご紹介します。
①へたを取ります。
②半分に切ります。
③②をさらに半分、または三等分にして。
④皮の端を持ち上げます。皮と実がきれいに剥がれます。
⑤ナイフで切れ目を入れます。
⑥フォークで食べます。
ゴマ粒みたいな種子はそのまま食べられますよ。
ドラゴンフルーツの食べ方
甘味が強くないので、冷やし過ぎないように食べる一時間前に冷蔵庫に入れてください。
そのまま食べるのが一番おいしい食べ方ですが、好みではちみつなやオリゴ糖などをかけてもいいでしょう。
サラダに入れたり、ムースなどのデザートにしてもよく合います。
白いドラゴンフルーツは、シークワーサーを絞ると清涼感があり、蒸し暑い日にはさっぱりとしてよく合います。
ドラゴンフルーツの赤と白の味の違い
ドラゴンフルーツは赤、白、ピンク、黄色と4種類あります。
日本に出回っているものは、赤と白がほとんどです。
白いホワイトピタヤは
ほのかな甘みと酸味があります。
赤いレッドピタヤは
ホワイトピタヤよりも甘く、ほのかな酸味があります。
ちなみに沖縄で作られているピンク種のドラゴンフルーツはちゅらみやびといいます。
そのちゅらみやびはは大玉が多く、赤や白より価格がやや高いせいか、高級贈答品として使われることが多い品種です。
4種類の中では、最も濃厚な甘みを持ちます。
果皮が黄色いイエローピタヤは赤や白よりもさっぱりして、酸味がありません。
こちらも生産数が少ないためか、出回る数が少ないようです。
ドラゴンフルーツは追熟しないため、買う時は果皮や鱗片がしなびていない新しいものを選びましょう。
冷蔵庫で保存して、買ったらすぐ食べるようにしてください。
ドラゴンフルーツの栄養価
ドラゴンフルーツは食物繊維とカリウムが豊富です。
ドラゴンフルーツに含まれる食物繊維は
バナナの65倍
腸内環境を整え
悪玉菌を減らして
有害物質を体外へ排出する
という効果を持っています。
また果実の中に含まれるゴマ状の種子も腸を刺激して便秘を改善します。
夏はたくさんの汗をかきますが、汗をかくと一緒にカリウムやマグネシウムなどのミネラルも体から排出されます。
カリウムが不足すると筋肉の収縮がスムーズに行われなくなるため、疲れやすくなったり、夏バテしやすくなります。
食物繊維とカリウムの他にも
解毒作用のあるアルブミン
抗酸化物質のポリフェノールやアントシアニン
ビタミンB1,B2
ナイアシン
ビタミンC
カロチン
鉄
などが含まれます。
レッドピタヤにはポリフェノールの一種のベタシアニンが含まれ、特に強い抗酸化作用を持ちます。
食物繊維を豊富に含み、1個あたり50kcalと低カロリーなのも魅力です。
赤い果肉のものは天然色素として染料や口紅に使われることもあります。
服につくと落ちにくいので注意してください。
また食べた後は小便や大便が赤くなることがあります。
まとめ
食物繊維とカリウム、ポリフエノール、アントシアニンと美容にいい成分をたっぷり含んだドラゴンフルーツは夏バテ予防にもぴったりのフルーツです。
そのまま食べたり、サラダやデザートなど料理にも使えたり、幅広く楽しむことができる夏のフルーツです。
まだ食べたことがない人はぜひ一度食べてみてくださいね。